阪村ホットアートの技術

熱間フォーマーとは

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フォーマーとは

フォーマーとは、横型の多段式鍛造機械の事を言います。
供給された材料を一定寸法に切断し、複数の対向する「型」の間に運び、型と型で圧力を加えて素材の成形を行う機械です。

フォーマーの仕組み

フォーマーは、主モーターによりフライホイールの回転をクランクフャフトを介してラムの往復運動に変えています。
ラムにセットされた移動側の「型」=「パンチ」、静止側の「型」=「ダイ」で素材に圧力を加え成形します。

熱間とは

熱間とは、金属を加熱(約1000℃~1250℃)することで、低い圧力で成形する事が出来る為、サイズの大きい品物や複雑な形状、常温で加工できない材料を成形する事ができます。
又、加熱された金属は再結晶温度以上に達する為、不純物の均一化、気孔の圧着、結晶粒の微細化による「鍛錬」の効果により機械的性質を改善する事ができます。

熱間フォーマーの機構

阪村ホットアートで製作している熱間フォーマーは、基本的に、クランクフャフトの回転運動をカムやエキセン機構を介して、各駆動部を連動させています。(現在では、サーボモーターなどにより駆動制御も一部おこなっています。)
工程は、バーラックより素材を給品→ヒーターで加熱→熱間フォーマーで切断・鍛造(2工程~4工程)となります。

事例紹介